ジャッキー・チェンとジェット・リー夢の共演。 つまりは拳法シリーズのアイドルvs少林寺のイケメン。 なのに蓋を開ければワイヤーアクションで本当にカンフー出来るの? と疑いたくなるような内容。 衣装にしても中年体型を隠すようなざっくりしたタイプ。 沈黙シリーズのスティーブン･セガールは、 中年体型の出っ張った腹を堂々と出してるのに対し、 天下のスターもハリウッドの生活で考え方が変わったのかなんかコソコソしてる感じ。 『香港国際警察　ＮＥＷ　ＰＯＬＩＣＥ　ＳＴＯＲＹ』の時は、 ワイヤーアクションが微妙だったがジャッキー・チェンの気合いと演出に救われた感じ。 ところが今回は完全にワイヤーアクションに頼ってる感じ。 ならばワイヤーアクション抜きで出来るアクションに変えればいいと思うし、 トシには勝てないというならば今のトシだから出来るアクションに変えればいいと思うし。

まあ、香港名を貫くジャッキー・チェン、 リー・リンチェイからハリウッド仕様の英語名ジェット・リーJet Liに改名。 ジャッキー・チェン(成龍)も芸名(本名は房仕龍らしい)だが、 デビュー当初から既に芸名が浸透している。 一方、リー・リンチェイはハリウッドに本拠地を変えるのに中国ぽいリー・リンチェイ(李 連杰)からアメリカっぽいジェット・リー(Jet Li)に改名。 この時点で既に勝負は決まったでしょう。

ジャッキー・チェンは昔ハリウッドで無理に成功する必要はないとコメントした。

アメリカの人口に匹敵する中国(日本を含むアジア圏)で成功すれば、 ハリウッドは特にこだわる必要はないとしていた。

ちなみにサモ・ハン・キンポーも同様にハリウッド仕様に改名した。

1998年にハリウッド進出に伴いサモ・ハン(Sammo Hung)に改名(あまり意味のない改名だと思うが)。

サモ・ハンはともかく早くからハリウッド仕様に路線を変えたジェット・リーと、 ハリウッドで試行錯誤を繰り返しつつ香港でも活躍するジャッキー・チェン、 どちらがスターかは言うまでもなかろう。