よくアニメで面白い！と思った作品をもし実写でやったらどうなるんだろう、と考えた場合相当に寒いものになりそうな作品は多い。それはアニメでは微妙な情報が一切カットされ制作者が意図したものが明確に視聴者に伝わる点が大きいと思う。音楽で言えばポップスは簡略化され判り易いがクラシックは判断するポイントが複雑で情報が多いのが難点になっているのと同じだ。

で、この作品、上にも述べたように2.5次元的価値観で作られている。アニメの利点である簡素化を捨てているのだ。例えばこの映画を深夜アニメの様にした場合各キャラクターはもっと判りやすくなるだろうし世界観の謎などももっと視聴者を惹き付ける様に劇的な脚本が作られるだろう。もちろん出てくるパイロットはあんな"もー"としたキャラではなくちゃんとグッズが売れる魅力ある子達が出てくる。何せ出てくるのは皆子供なんだからさぞかし楽しそうな学園戦闘モノアニメになるだろう（犬もいるし）。

それらを全部捨ててアレだもの。

何かスタート時は確かラーメン屋亭主だった押井さんが久しぶりに食いに行ったらラーメンの売りを全部捨てたカリスマ店主になり「これはラーメンではない。押井という料理なのだ…」とか言ってそうな。

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結構以前にテレビゲームでサカつくをやったわけだがこれは簡単に説明すれば選手を集めてチームを立ち上げ下部リーグから世界の頂点を目指そうというシミュレーションなわけだ。これにJリーグのそれっぽい選手が出てくる。俺のチームには鹿島アントラーズの当時若手の代表株だった小笠原と本山に活躍してもらったわけだが10年ちょっとすると彼らが引退する。ところが数年後ルーキーにこの二人がまた候補生として掲載されていたりしてぎょっとしたものだ。