[コメント] スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(2008/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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2008.9.8 TOHOシネマズ梅田で鑑賞。ポップコーンをアホみたいな顔して食いながら見てたら、隣に座ってたカップルの女の方に、なんかバカにされてるような気がしたが、これでいいのだ。
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EP4からリアルタイムで見てきた世代としては、「スターウォーズ」と聞いたら黙ってはいられない。一応は見に行きたくなっちゃうのである。
今回は「クローン・ウォーズ」がテーマということで、Ep2と3の間に埋もれて描かれなかった歴史を外伝的に描いてくれるのかと思ったらとんだ肩すかし。
大体制作がワーナーブラザーズってところがびっくりだ。スターウォーズのオープニングって、20世紀FOXのファンファーレと一体のイメージがあったから、それだけでイメージが狂ってしまった。
ドロイド・戦闘機・戦艦類を見ていると、質感はもうEP1,2,3におけるそれであり、いかに後から作られた三部作が CG まみれで作られていたのかよくわかると同時に、まさに「特撮」を駆使して作られたEP4,5,6のすごさが伝わってくる。その一方で、やはり生きている人間が演じないと言うことは、それだけで緊張感をそぐんだなと思い、EP1,2,3がかろうじて保っていた「スターウォーズ」シリーズとしての面目もこの作品では消え去った感じだ。
それでもなお、EP2と3の間で語られなかったクローン・ウォーズの全貌を見ることが出来るならよかったのだが、お話は単にジャバ・ザ・ハットの誘拐された赤ん坊奪還劇をめぐる陰謀・策略を背景とした、新弟子に翻弄されるアナキン・スカイウォーカーのライト・コメディであり、つまり誰も見たくないような小粒な小ネタなのである。
面白いところが全くないかと言えばそんなことはないのだが、スターウォーズの看板を掲げて商売するなら、もう少しマシなモン作って来いよと言いたい。
あと、新弟子がアナキンのことを "Skyguy" と軽い呼び方をするのだが、字幕では「スカぴょん」と訳されていた。いくらなんでも「スカぴょん」はないだろう。ニュアンス的には「スカイ兄やん」とか「スカイっち」とかじゃないの?
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