[コメント] ひまわり(2006/韓国)
ほのぼのとした韓国映画の一編かと思えば、手ひどいしっぺ返しを食らう。荒削りなのはいいとして、作中の出来事としてリアリティを欠くほどの惨劇が描かれるのは、日本人としてはどうにも受け入れがたい。やはり「恨」の国ゆえか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
自分の息子を殺害した男を養子にするというのは、確かに日本人には及びもつかない母の懐の大きさだ。かといって、それを評価する間も有らばこそ、主人公の義妹は鈍器で殴られて顔に酷い傷を負い、義母に至っては惨殺されてしまう。復讐に立ち上がった主人公は腕を切られた痛みもなんのその、かつての仲間達を皆殺しにして炎の中に消えてゆく。これはないだろうと思ったものだ。
最後、全てが終わっての数年後、義妹(彼女は生意気な演技がなかなかキュートだった)が苦手だった数学の教授助手として現われたのは何とか救われた思いがしたのだが、ここまで血生臭い結末までの過程からは、やはり救いにはなりきっていないように思われる。やはり民族性の違いなのだろうかな。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。