[コメント] WALL・E ウォーリー(2008/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
◆もちろん植物探査ロボイヴね。今までピクサーで一番好きだった『Mr.インクレディブル』より好きだ。あれほど完璧な出来栄えで、せっかくヴァイオレットっていうおいしい素材があったにもかかわらず、『Mr.〜』に唯一欠けていた要素、”萌え”がイヴには溢れているから。もはやピクサーに死角なし(笑)。
◆あんまり感激しすぎて、どうにも気の利いた文章が書けそうもないので、泣けたヵ所を思いつくままつらつらと。
・冒頭、懐メロバックにゴミで築き上げられた摩天楼を鳥瞰するビジュアル一発で、状況説明OK!ウォーリーの孤独感、ケナゲさに涙。
・ベイパーを引きながら飛行するイヴの姿に涙。あの飛翔感は宮崎アニメにも匹敵。
・えらい力の入れようのロケット発射シーン。ウォーリーとイヴの乗るロケットを遠景に見上げるゴキブリ君のショットに涙。
・原理不明なトラクタービームやら、コンピュータとのインターフェースやら、消火器を利用した宇宙銃やらSFガジェット考証がいちいち細かいことに涙。
・ディスカバリー号、エンタープライズ-D、ノストロモ号、ヴァリー・フォージ、スターデストロイヤー等、歴代有名SF映画登場の宇宙船にも引けをとらない、「アクシオム」の存在感に涙。
・どこかコワれた、はみ出しモノロボたちが一致団結してエンパワメント発揮する姿に涙。登場するロボット達のデザインラインが、アシモっぽい。
・マザーボード(?)ヤラれて、メモリーが失われてしまったウォーリーの名を呼ぶイヴに号泣。親しい者から自分の記憶が失われることは、ある意味死よりも辛い別れ。唯一の不満点、あまりにもあっさりしすぎなリカリバリは、まあどこかにキャッシュが残っていたか、イヴのストレージにアクセスできたってことにしときましょうや。でもワタシが監督ならば、ラストはあのまま記憶無し状態において、エンドロール終わった後にウォーリーの記憶が戻ることを示唆するようなエピローグを持ってくるな。
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