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[コメント] ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(2008/米=英)

それにしてもミック・ジャガーはすごい。顔は多少年齢を感じさせるが、その体型、動きは若いときと全く変わらない。いやむしろ細くなっているのでより軽快でセクシーだ。声も十分艶があり、うなるほどの超一級ミュージシアンであることが分かる。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







映画は特に冒頭は劇映画より面白い構成で本番撮影までの不安、期待を鋭角な数台のカメラで映し回る。人間がまるで輪切りにされるMRIのように彼らをあらゆる角度から描写しまくる。その心地よさ。解放感。エネルギー。これぞまさしくローリングストーンの世界。圧巻だ。

ライブとはいえ小劇場で行った映画的ライブのため観客は限られるが、逆にそのためスコセッシの魔術に引っかかるストーンズと、更にその呪縛から逃れて自由に走る回るストーンズとのコラボ的世界が目の前に繰り広げられる。

やはりスコセッシだからこそ出来えた空間なんだろうなあ。ラストの「サティスファクション」はめくるめく僕を40年前の彼方にかっさらってくれた。

(評価:★4)

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