街中で顔の崩れた人を見たことはあるけど、ここまでひどいのは見たことがない（当たり前か）ブロテウス症候群の患者は４０００人に一人の確率で生まれるそうです。といっても、身体機能に障害はないので普通に暮らせるそうです。

この映画を見ていて、人として最も付き合いやすいのは見た目の良さではなく、会話が成り立つか・共感しあえるかどうかということだと痛感しますね。わかってあげる・もしくはわかってもらうことの大切さはなによりも重要で、特に話がなくても、近くにいる人とは何かしら心と心を通じ合わすことが重要だと痛感します。

最後にオペラ座で拍手喝さいを浴びた彼の人生は、自分の人生よりも明らかに有用なものだっただろうと素直に思えますね。偏見差別の無意味さを感じずにはいられない作品でした。嫌だなと思う人に対してもとりあえず話をして分かり合ってみようとする気持ちが大切なんですね。きっと。

アンソニーホプキンスが若かった。2007/3/7