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[コメント] クローンは故郷をめざす(2008/日)
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★4あぁ『2001年宇宙の旅』だ『惑星ソラリス』だと連想させる面は確かにあり、特に生と死の暗喩としての「水」、霧に霞む広原と、ポツンと立つ樹はタルコフスキー。「宇宙」はSFというよりスピリチュアルな装置として機能。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★4残念ながら私の頭では半分も理解出来ていないが、「母への回帰」や「代用品の拒否」に寄せる静謐な叙情の狂おしさは相当な水準であると思う。終盤に到り、私はほとんど胎児に戻ったような気分になっていた。水は羊水のイメージ。霧雨の草原の彷徨に胸掻きむしられ、弦楽による主題も心を打った。ついに50%の理解にも到らなかったにも関わらず・・・ [review] (DSCH)[投票]
★3好物の素材を味気ない料理で出された気分 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★2青臭い観念論の行き止まりとしての母恋歌。それは甘美さを通り越して抹香臭い宗教の領域へと入り込んでいる。科学を究めたものは必ず宗教の迷宮に入り込むと言うが、これは言ってみれば寺山修司の結論より40年は後退している。 (水那岐)[投票]