もう30分短くしてもよいので、特にアクションシーンにおける人間（というか五右衛門）のCGについてはもっと緻密に作って、コマ落ちしてる感じをなくしてほしかったですよ。デビルマンの戦闘シーンと同じくらいダメ。

豪華な役者の無駄遣いは、むしろそのおかげで、なんとかこの映画を観られるようにしているのではないかと思います。（広末涼子除く。彼女については、好き嫌いの話かもしれないのですが、「なぜ緒川たまきをキャスティングできなかったのだ」と強く問いたい。声がだめなんだよなあ・・・。）

とは言え、褒めるべきところも、けなすべきところも予想通りで、美しい画と相変わらずの「だめな小劇場的台詞まわし」（でもなぜか泣ける）を充分堪能させていただきました。

私の中ではテリー・ギリアムと同じくらい、「愛すべき困った人」になってる紀里谷和明。