[コメント] ツィゴイネルワイゼン(1980/日)
近代文学的な愛と生と死を、濡れ場を食事に置き換えたりしながら、遊び心いっぱいに映像化。「換骨」「奪胎」というジョークなわけでしょ、これ。
ツィゴイネル・ワイゼンは、ジプシー・唄という意味らしいですね。サラサーテがジプシー歌曲やハンガリー民謡などの旋律を換骨奪胎して作り上げたというこの曲のタイトルが、そのまま本作のモチーフになっている。数多物語られてきた生と死やら愛憎とやらを、自らサラサーテに成りきって作ってみました、ということでしょうか? サラサーテはとってもダンディな人だったらしいので、監督もサラサーテに親近感を感じていたのかも知れませんね。
まったくの余談ですが、私の義弟は清順監督をおんぶしたことがあります。
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