[コメント] ツィゴイネルワイゼン(1980/日)
「世界」と<世界>のハザマ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ツゴイネルワイゼンのレコードから聞こえる演奏者の「声」は、「ツゴイネルワイゼン」という音楽の世界とは違う世界のもの(自分たちのいると思われる現実世界により近いと思うし、それは映画の中での現実世界と思われる世界とも一見対応しているようにも思われる)だけども、その映画の中の現実世界と思われる、その「声」の世界からも「声」が聞こえてくるわけで、もう何がなんだかよくわからなくなってくる。常に、ある「世界」のハザマからはまた別の<世界>が覗いているってことでしょうか??そして、そのハザマが、鏡だったり、女の子だったり、大谷さんだったりするのかな。そんでもしかしたらこの「映画自体」もそのハザマだったりするのかもとちょっと不思議気分に陥った自分は思いました。
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