[コメント] いけちゃんとぼく(2009/日)
プロモーション的にはしょうがないが、「泣ける」があまりに前に出すぎていて損をしていると思う。ただ、西原理恵子の情緒的世界観の映像化は上手く出来ている。それが素晴らしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ちょっと必要以上に構えすぎてしまったかなぁというのが鑑賞直後の感想。著作「毎日かあさん」の中で夫との別れを描いた時のような情緒的な西原の世界を期待していたが、それには十分応えてくれた。
原作には全くないエピソードも多く、しかしながら世界観を損なうことなく、とても良い出来だったと思う。だが、ガードの上からパンチを受けてもそれなりに対応できてしまうように、必要以上に手の内を見せられた状態でぶつけられてしまったので、かなり受ける「感動要素」は目減りしたように思う。
あと、特筆すべきは蒼井優の適応能力。『鉄コン筋クリート』のシロのように、「これしかない!」と思える声でいけちゃんに命を吹き込んでいる。素直に脱帽である。
(2009.06.21 109シネマズ川崎)
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