わかってはいたのだが、はしょり方が半端ではない。 ただしそれはもう今回に始まったことではないので、最近の3作ほどで慣れた。 原作を適当に忘れると楽しめるのだから、まあそれでよい。

イギリスの名優の登場を楽しむといういう方向にシフトするととんでもなく贅沢な映画となる。 アラン・リックマン マギー・スミスヘレナ・ボナム・カータージム・ブロードベント …。眼福とはこのことだ。たとえ、登場シーンが少なくてもな。

ああ、でもひとつだけあがいていいかしら。

スネイプがハリーから「Coward！」呼ばわりされて、烈火のごとく怒鳴り返すシーンが無い！ これこそがシリーズを通じて謎だったこのキャラクターの核になるシーンだと、 私は勝手に思っていたんだがなあ。 まあ少しでも多くアラン・リックマンを観たかっただけなんだけれど。