癌の宣告だの親子の愛情だの、使い古されたテーマを語るにあたっては、何らかの工夫がなければ伝わらないことぐらい判っていないはずはないのに、何故あえて何もしないのか。いくら科白で伝えてもらっても困るのだ、映画では。

腹立ちまぎれに文句を書き連ねる。登場人物が三河弁を使わないのが薄っぺらい。タウン誌にしては編集部の職員が多すぎる。上役なのに入口付近に座席があるのは無知。精密検査もせずに癌と告知する医者がどこにいる。サッカーボールをお棺に入れさせてくれないぐらいで怒るな。厭な人間がいないと話を膨らませられないのか。思い出の場所へは遺骨になってから幾らでも行けばよろしい。スポーツマンらしからぬ我が儘な振る舞いを父上はお嘆きだろう。何か２ちゃんの書き込みみたいになってきたので止める。失礼しました。