[コメント] ドゥームズデイ(2008/英=米=南アフリカ=独)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ウィルス感染を食い止めるワクチンを入手するため、封鎖された街へ潜入する女性隊員のSFアクション映画。
世界観は『ニューヨーク1997』や『マッドマックス1・2』『エイリアン2』などの70〜80年代SF映画のテイスト満載といった感じ。
ストーリー的には、イギリス政府が主人公エデンら保安局隊員を封鎖地区へ派遣要請するまでの過程にかなり無理が感じられる。イギリス政府は、かなり前から封鎖した地区から生存者の確認しているのに、ウィルス感染が再度発生するまで、封鎖地区に潜入調査してる様子もないし、仮に生存者を確認できたとしても、それが免疫を持っている人間かどうかを選別できるのかも疑問。ましてや、ワクチンを開発していると考えは出てこないだろう。
それとマーカスが封鎖地区で築いたテリトリーが、無法者が蔓延る街とは違い、なぜか中世ヨーロッパ風な世界観なのだが、これが彼の趣味なのか、何か意味があっての物なのかもよくわからない。
ただ、この映画はストーリーよりも、寡黙に任務をこなす主人公エデンのキャラクターが、女版スネーク・プリスケンといった独特な存在感を放っており面白い。アクションもなかなか迫力あるし、終盤のカーチェイスもかっこいい。
最後は、エデンはマーカスの娘を政府に渡すが、政府が怪しい行動を見せないかを監視するという形で締めくくられているが、どうせなら、『ニューヨーク1997』のように政府を思いっきり出し抜いてしまうような展開で終わってもよかったかなという印象。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。