[コメント] 野火(1959/日)
船越英二が壮大な虚無の熱帯森を彷徨するだけの映画である。いつも都会人を巧みに演じる彼の、目元の気取った表情がきれいに消えた。空井戸のようにうつろな眼窩があるのみ。耐え難い無意味を経験した男の意思を唯一表現した最後のシーンに心震える。
(ジェリー)
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