[コメント] イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)
才があれば技術で、それが叶わないなら殺し合って筋を通す根性論で、格好を繕う以外に意味がありそうもない道徳の相対化を乗り越えたい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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クリストフ・ヴァルツに多くを負った話だと考えるから、彼の結末を安易に処理するとスリラーの前提そのものが事後的にひっくり返される。一方でメラニー・ロランの始末は、殺し合い根性論を意図せぬ情愛の視覚化にまで至らせることで、ヴァルツとの論理的接続の破棄(復讐うんぬん)を合理化すると思う。
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