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[コメント] カールじいさんの空飛ぶ家(2009/米)

結構、ヘヴィなテーマの映画。
ホッチkiss

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 死せる老人。相棒はWASPでない子ども。老人ホームの介護スタッフはカラード。ライバルはペテン師のレッテル貼られた冒険家。ピクサーはマイノリティに対する目配せを忘れない。いや、ただ社会の構成員をよく観察して、きちんと「絵」として書き分けているだけに過ぎないかもしれない。それは日本も見習うべきところ。

 この歳になると、そろそろ「自分はどう死ぬか?」「どのような死に方をすればいいか?」ってことを考えるのですよ。10代20代の諸君はそんなこと考えたこともないでしょう。この映画はカールじいさんのそんな「死に方」を描いた作品だと思うわけで。冒頭15分は、何故そんな死に方を選んだのか?という問の根拠ですね。まぁ、本人の予想とは、若干違った形になったけれども。

 なので人生の黄昏を迎えたカールじいさんと同年代の観客には共感を呼ぶものとおもいます。ただ、そんな年代のひとがフルCG秘境冒険活劇ディズニー映画を観るのか?という疑問も無きにしも非ず。

(評価:★3)

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