[コメント] 雪之丞変化(1963/日)
崑チャン節全開の映像美や音楽センスは言うまでもなく、それを豪華キャスティングで楽しめるってのは本当に贅沢だと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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勝新はどこに出てるのか全く分からなくて、どれだどれだと思っていたら、終わりかけに圧倒的にものすごい存在感で出てきてビックリした。やっぱり大スターってのは画面に映るだけですごい威力を発揮するんだと思った。スターっていうのは勝新と三船以外に使っちゃいけない言葉だと思うわ、本当。
そして市川雷蔵もあまりのキュートさにちょっとビックリしてしまいました。雷蔵、雷蔵って名前からしてすごい雲の上の存在みたいな人かと思っていたんですが、とてもキュートで親しみやすいキャラを演じていたので意外でした。ちょっと好きになった。
そして長谷川一夫と若尾文子の逢瀬シーン。言葉では言い表せないくらい艶っぽい。どんだけ艶かしいんじゃー!と思わず身震い。別にいやらしい事とか何もしてないのに居心地悪くてもぞもぞしてしまうくらい色っぽくてエロティック。長谷川一夫がもう少し若くてハリがある頃だったら完全体だったでしょう。
ただストーリーに深みがなく、作品そのものに溺れきる事が出来なかった。非常に残念。
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08.12.04 記
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