[コメント] 1776年、またはヘシアンの叛逆兵(1909/米)
スペクタクル性を覗かせて意欲は買えるがまだまだ修辞に至らないBAD作品
グリフィスの映画に持ち込もうとしているスペクタクル性が垣間見えるという点で買いの本作であるが、サイレントという制約上、ドラマに浸ることは困難な意味で前時代的な、グリフィスにとっては習作期の本作。しかし、このバイオグラフ期、この多作期にこれだけのスケールを狙って映画を作ろうとしているその気風が感動ものの一品ではある。グリフィスの貴重な初期作品。後の『イントレランス』、『国民の創生』につながる準備期として押さえておくべき小品かもしれない。
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