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[コメント] ボーイズ・オン・ザ・ラン(2010/日)
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★4恥も外聞もかなぐり捨てたことが等身大と言うなら大嘘で、僕はこのタニシにさえなれなかった。せめて愛想笑いだけはうまくなりたいと、たまには思う程度であって、本当に殴りに行こうと思わなかった。現状維持の無間地獄で、ただ、自分の息する音に耳を傾ける。それでいい。走る時の息。 (まー)[投票(2)]
★4主人公の終始空回りする暴走に目が回りそうだったがしかし・・ [review] (蒼井ゆう21)[投票(2)]
★4技術は関係ない、エモーショナルであるかどうかが問題だ! (Soul Driver)[投票(1)]
★4このミネタのハマリっぷりを観て、「マンガ原作の映画化となれば小栗くん」みたいな流れになってる日本映画の関係者は恥じ入ってほしい。 [review] (HAL9000)[投票(1)]
★3ようく観察すれば主人公の「ラン」は、逃げることと闘うこと、本能と見栄とが混在し混乱し、一義的でない。それは彼の「ラン」の只中に視点を置いた為であるだろうし、人生そのものもそうした割り切れなさを大抵、いつも抱えているからだとも思える。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★4痛々しく、生々しく・・・なんと言うか日々自問自答していることを映像化され、晒されているようでとてもキツい作品でした。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★3この映画は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』という原作漫画と同じ名を持つが、果たして「ボーイズ」という複数形が指そうとしているのは峯田和伸のほかに誰なのか。まさか松田龍平ではあるまい。小林薫リリー・フランキー渋川清彦であるはずもない。であるならば答えは決まっている。ボーイズとは私たちである。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4敗北の美学などという言い訳の亜流がまかり通るのは、それだけ世の中に敗者が溢れている証拠だろう。誰が田西(峯田)を笑えるのだ。学業や仕事であれ、異性選びであれ、多かれ少なかれ競争であり、その結果は限られた勝者しか生まない。当然、我々は敗北の経験者なのだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4ゴールデンスランバー』で「無様な姿をさらしてもいい、生きろ」というセリフがあったが、堺雅人はそれどころかすごくカッコ良く立ち回った。この映画の主人公田西君はその意味では本当に等身大の人間だ。 [review] (セント)[投票(2)]
★3田西くん、まだきれいですよね。もっともっと絶望的に汚れてもよかったと思います。 (K-Flex)[投票]
★5絵空事の勝つか負けるかではなく折り合うか突っ張るかというリアリズムの地平で立脚している。揺れ惑う主人公の行く道は感情の振幅の間の隘路との納得感があった。血と精液と鼻水と小便と汗と涙にまみれて俺も疾走せねばと思う。男であるならば。 (けにろん)[投票(4)]