[コメント] 月に囚われた男(2009/英)
サム・ロックウェルはうまい。ケヴィン・スペイシーもうまい。(2011/01/11)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『2001年宇宙の旅』を思い出します。
あの映画ではHALと言われたコンピューターは今回ガーティと呼ばれています。
しかも、HALは監視役でしたが、ガーディはあくまでも飛行士のサポーターに徹していますね。それが真実であろうとなかろうと、ガーディの役割はとても偉大で大きいですね。このガーディの存在がこの映画を格別に面白いものにしていると思います。
『エイリアン』もそうでしたが、こうした宇宙開発を民間が行う、ということ自体、日本人になじまないのですが、そうした経済原理を先行した宇宙開発を行えば、きっと人の命もこのようにないがしろにされてしまうんでしょうね。
『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』でも示される、宇宙に旅立つ動物(犬)の存在が地球にいる人々の心理にどのような影響を及ぼすのか、というのは語り口として新しいものだと思うんですね。
単なるSFとしてくくってしまうと、陳腐になりがちですが、それなりに面白いのは、クローンとか宇宙開発という現実がまだ追いついていない分野を先取りしているだけに面白みが増すのでしょうね。
いずれにしても役者がうまい!
なかなか楽しめる映画でした。
2011/01/11 自宅
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