[コメント] 17歳の肖像(2009/英)
キャリー・マリガンを眺めているだけで飽きない。小さな顔にすらっとした立ち姿。くるくると悪戯っぽく変化する表情。滲み出る聡明さ。出会いとなる通り雨のシーンでの佇まいからして抜群の説得力がある。
台詞もよい。たとえば校長エマ・トンプソンに云い放つ一言。
アルフレッド・モリーナとカーラ・シーモアの両親も役割分担がよく練られていてコミカルに楽しい。
惜しむらくはデヴィッド役のキャスティング。腹周りに贅肉のつきまくった裸体を見せられると、一気に映画が生々しくイヤラシさを帯びる。バナナの件りとかも、ちょっと引く。
ラストも凡庸で甘い。もう少し突き放してもよかったのではないか。
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