[コメント] ローラーガールズ・ダイアリー(2009/米)
王道をいくスポーツ青春映画の割に、ジャンルのセオリーをはずしまくってませんか?
◆ど素人のはずの主人公がいきなり才能を発揮しすぎ問題=エレン・ペイジがいきなりローラースケートがうまい理由が提示されない。運動神経が特別よいという描写も、昔から実はローラースケートやってたという前振りもなく、いきなりスイスイと滑りだし、そこそこの練習でぐんぐんとうまくなってしまう。そのため、汗と涙の決勝=勝利、という図式が成立せず、スポーツ青春映画特有のカタルシスが生まれない。
◆ライバルの存在感が薄弱すぎる問題=本作にはふたりのライバルが存在する。学校の中でいじめてくるビッチとライバルチームのエース。しかし、彼女たちと主人公の対立が中途半端にしか描かれていないので、主人公がライバルに打ち勝ち、乗り越えていく、という過程の描写が不十分になっている。ここは校内のビッチの存在を丸ごと削り、ライバルチームのエースに要素を集約すべきでは?
◆チームメイトのキャラクターがみんな一緒に見える問題=ドリューをはじめ、みんながみんな画一的な姉御キャラすぎて、ペイジと子持ち先輩との関係性が弱くなるし、チームメンバーとしての個性も際立たない。
などなど、王道をいくスポーツ青春映画のわりに、ジャンルのセオリーをはずしまくっている感じがします。
が!そんなことどうでもいいよ!エレン・ペイジがかわいい…彼女のキュートなたたずまいだけはしっかりインセプションされたので、次回作も必ずや劇場に足を運ぶことになるでしょうよ。
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