コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜(2010/日)

主人公が不器用で朴訥な青年像を押し付けられ過ぎだし、その他大勢が一斉に主人公を攻撃してきたり手のひら返したりと雑な描かれ方でイライラするし。
カルヤ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どの程度原作通りなのかはわからないが、物語としては波乱万丈なのに、映画としてはシーンの羅列にしか見えず起伏が感じられない。とりあえず脚本が酷すぎる。

ざっと思い出すだけで特に不自然だったのは以下の3つ。

・主人公のために資金を出すって言って結局出さなかったおっさん。金を騙し取ったような描写もなく、主人公が業者へお金を払えずに借金地獄に陥っただけ。何?愉快犯?何のための?不自然極まりない。

・「産卵の確認しに海へ通って10日になる」という台詞&シーン。・・・産卵は満月の時だってことぐらい素人の私でも知ってますけど?満月の10日前から通うって何の意味が?どう考えてもサンゴの知識豊富な主人公の取る行動ではない。

・いよいよ産卵する直前。主人公の代わりにサンゴを見に行った友人「サンゴが赤く腫れてて様子がおかしい。だから産卵しないと思う。」に対し、主人公「・・・それは、産卵の兆候さぁ!産卵するよ〜!」ってお前らバカだろ。完全にバカだろ。事前に産卵の兆候について伝達しとかないのか。お互い責任感がなさすぎる。

肝心の産卵シーンだって明らかにどっかから借りてきた映像だったし・・・。その映像の画質とバランス取るために、他のシーンでも海をいまいち綺麗に撮らなかったのだろうか。沖縄の海を舞台にしといてそりゃないだろう。海に謝れ。

唯一良かったのは妻の「義母超え」シーン。沖縄方言が変でも許す。

(評価:★1)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。