それに応えた徳永えりには「ご苦労さま」と労いの言葉を贈りたい。こんな孫娘が今日び実在していればいいが…。

監督は「何せ主演はあの仲代達矢ですから妥協は出来ません」と言っていたようだが、するとあのカメラブレも低予算故ではなく作品そのものであると …ふ〜む。

兄弟を巡る物語は何処か懐かしい想いもしたが(『みんな元気』 ('90/仏伊)？)、軸足を祖父娘の２人に置かざるを得ないからか、兄弟たちの生活を垣間見るには表現が足りていない気がした。そこら辺、周りの観客(高齢層ばかり)は自分たちで補っていたようだが…。