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[コメント] 告白(2010/日)
- 投票数順 (1/2) -

★4絶対面白い。だけど、語られなかった部分にとてつもなく惜しいものがあった。 [review] (おーい粗茶)[投票(20)]
★5リアリズムなど糞食らえ!瞬間の羅列から抽出された奇形的美しさに溢れる画面の上に、見事に展開されるオトナによる大人気ない、しかし充分に大人らしい子供への復讐には、これまでの中島哲也作品で培われた画面のリリシズムが充満している。 [review] (水那岐)[投票(17)]
★5語られるのは女教師による「命の重さ」についての、いわば裏正論である。中島哲也は「裏」が持つ危うさや後ろめたさを、歯切れの良い快活な演出で巧妙にはぐらかし、立場や通念という感覚を麻痺させる。焙り出されるのは「裏」が「表」を凌駕する高揚と寂寥と錯覚。 [review] (ぽんしゅう)[投票(12)]
★5It's no use crying over spilt milk... [review] (kiona)[投票(11)]
★2厭らしい演出の一貫ぶりは堂に入った中島哲也の人形劇。この画面が簡単に撮れるとはむろん思わない。プリ〜ポストプロダクションを通じて膨大な労働力が費やされている。でも、これは心底ダサいですよ。『アメリカン・ビューティー』『ウォッチメン』たちと同じ病に罹っている。紋切型描写の扱いが致命的に拙劣。 [review] (3819695)[投票(9)]
★3あいかわらずものすごい映像。すべてのカットがデスクトップの壁紙になっちゃうし、TVCFになっちゃう。ジャスト・ルック・ライク・イット。恐ろしい映画。 [review] (林田乃丞)[投票(9)]
★4ようやく分かった。監督は冷静なんじゃなくて冷たい人なんだ。 [review] (甘崎庵)[投票(8)]
★4映像の密度はすごい。 [review] (パグのしっぽ)[投票(8)]
★5巧妙な作品である。観た人と描かれた表現の解釈について話す余地がかなりある。その意味でも面白い作品である。 [review] (Master)[投票(8)]
★5この映画を15歳未満の子どもたちに見せてもきっと認めない。それこそがこの映画が伝えようとした子供たちの闇の部分なのだから。 [review] (kazooJTR)[投票(7)]
★5現代の混沌と閉塞を論じるには終盤の安易とも言える解題的展開には疑問を覚えるが、一方で冴え渡る巧緻な技巧と詩情は絶頂の森田市川準をも凌駕する。そして、浮上するトリアー的破壊神松たか子と反転し舌を出す中島の諧謔観。 (けにろん)[投票(7)]
★4原作のいい部分を最大限に映画に転用している。欠陥もまた原作の持ち味であって、視点を変えればまた違った愉しみも出てくる。 [review] (shiono)[投票(6)]
★3相変わらずの中島哲也。観客の興味を持続させる、要は退屈させないための労力は惜しまないが、一方で間の演出だとか、沈黙で語る、所作のみで表現する、などといったことには徹底して興味の欠片もないらしい。とにかく万事が説明・説明・説明である。 [review] (太陽と戦慄)[投票(5)]
★4たとえば悪意不在という悪意 [review] (TM)[投票(5)]
★5哀しみを宿した審判者=教師の「教育」は遂に成就する。一粒の悪意を撒き、人の疑心・憎悪・偽善と幼児性を苗床にして無限増殖する負のスパイラルを巧みに利用した復讐劇。なべて幼稚なガキ共は「教育」され「嫌悪」し、「成熟」するがよい。唾棄されることによって本作は完成される。反駁し、唾棄せよ。ひたすら唾棄せよ。これが反語表現の極み。見たか文科省、これが本当の命の重みだ。ブラボー。 [review] (DSCH)[投票(4)]
★5ある共通前提を絶対化し、思い込み行動する人たちの悲喜劇?? [review] (蒼井ゆう21)[投票(4)]
★2どうしてこう一から十まで全てを科白で説明してしまうのか。どんなに凝った映像も、後追いで説明を補完しているに過ぎず、映像表現から生まれるはずの映画ならではの感情が喚起されない。鮮血のイメージも、ここまで安売りされると飽き飽きしてくる。 [review] (緑雨)[投票(4)]
★5「心の闇」の料理人である湊かなえの原作を、現代邦画界の「映像の詩人」である中島哲也が映画に仕上げた。これぞ化学反応。 [review] (空イグアナ)[投票(4)]
★4圧倒的な描写力のクライムファンタジー。 [review] (ぱーこ)[投票(4)]
★3十分楽しめるんだけど、結局、断片でしかない。学校も家族も映画も原作も。100612 [review] (しど)[投票(4)]
★3このところ愚作を次々と生産してきた中島哲也だが、今回はさすがに愚作とは呼べない。音楽ビデオ的に、色合いから動きから何まで制御された画面の整然とした嘘っぽさは、ペラペラと語られる「告白」で構成された作品世界にも合致する。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
★4私刑をテーマとした陰惨な面はあるが、選び抜かれた言葉や考え抜かれた論理構成が際立ち、これとよく拮抗している。 [review] (G31)[投票(3)]
★5凄い…!ひさびさに韓国映画に劣等感を抱かずにすむ邦画を見た。 [review] (イリューダ)[投票(3)]
★4300』('07年/米)のような表現をこのように使うか、と感心した。最高点を与えるか逡巡したが、どうしても切りつけてこない物足りなさが最後まで残ったので☆4点とした。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★5この、最初から最後まで息もつかせず、僕の脳裏を一点に捉えてしまった衝撃作の登場は見てしばらくしてもそのどよめきが途切れることはない。 [review] (セント)[投票(3)]
★5一つの目的のために完璧に使いこなされた知性−知識、観察力、論理的な思考と推論、冷静な判断−のなんと美しく優雅なことか!しかもそれが底知れぬドス黒さと闇をその身にまとう時、神々しささえ感じさせる。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
★5視覚、聴覚、脳に送り込まれてくる情報のケミストリーがもたらす、興奮と満足感を 味わえた、素晴らしい映画。   [review] (クリープ)[投票(3)]
★3監督の方法論は非常によく効果を上げていたと思う。ブラックなユーモアが随所にあって、私は(迷惑にならない程度に)声を立てて笑ったのだが、他の観客はシーンとしていた。もっと笑おうよ。ただねぇ。リアルな現実の10歩くらい後ろを描いた映画です。 [review] (ツベルクリン)[投票(3)]
★5賛否両論、真っ二つに分かれるだろう。私には精一杯の後ろ向きな「賛」。原作未読だが、この物語に感じた感情は「作者の勝利」。そして松たか子の今までに見た事もないような熱演は「監督の勝利」。脱帽。 [review] (プロキオン14)[投票(3)]
★5子供と一緒に観たくない圧倒的ホラー。殊更に血を見せる必要はないとは思うものの、だからこそ起きている異常な世界が強調されるという皮肉。自分の子供だけはこうではないと観ている親たちは皆思うだろうが、たぶん作中の親たちもきっと同じ、という恐ろしさ。いつも画に凝る監督だが、今回はこう来たか。見事だ。 (tkcrows)[投票(2)]
★4短い上映時間で原作のテーマを完璧かつオリジナリティも含めて描いた中島哲也の手腕はお見事。クラスの雰囲気から恐ろしさを感じさせた、それだけでこの映画化の成功を確信しました。(2010.07.11.) [review] (Keita)[投票(2)]
★4映画のテーマ…少年の心の闇… [review] (イライザー7)[投票(2)]
★3意外と凡庸だった。なーんてね。 [review] (ロープブレーク)[投票(2)]
★4R15+で正解。 [review] (カルヤ)[投票(2)]
★4子供を上手く愛せないことと、その犠牲。 [review] (きわ)[投票(1)]
★4時間を自在に圧縮、伸張する技術に加えて、鮮やかなカットバックによる時間遡行までやって見せる。多視点による一つの事件の進行解説の腕に何の疑問もさしはさむ余地はない。しかし、「人間の弱さ」に関する主題論的シンボルが乏しいために、深みは出なかった。 (ジェリー)[投票(1)]
★5美しい。全編に行き渡る緊張感がたまらない。感動したわけではないのだが、巧みなリズムが、冷たさが、痺れるように気持ち良かった。 [review] (パッチ)[投票(1)]
★4これだけ大勢の登場人物がいて、その全ての人が限りなく病んでいてただの1人も観客の目線を持たせない映画がいままであったのだろうか。心の闇を洪水のように垂れ流すだけでなくちゃんと良質な映画としてしかもかなり軽やかに成立させていて職人技的ではあるも圧倒的なパワーを感じた。 (kaki)[投票(1)]
★12010年ワースト。セリフでイチイチ説明する手法にはウンザリ。これが日本アカデミー賞? アカデミー賞日本代表出品(最終選考落ち)? ええ?!『下妻物語』の監督作? がっかりだよ。 (のこのこ)[投票(1)]
★4中島監督らしい型破りの映画。 [review] (solid63)[投票(1)]
★4本屋大賞で期待していたからか、原作の感想は面白いんだけどどこか惜しい、というものだった。そして今回。中島監督は、彼自身のワールドで確実に忠実に、小説の世界を映像化する天才だと思う。それは「どこか惜しい」という感想までも再現されるということだった。 [review] (あちこ)[投票(1)]
★1好みの問題かもしれないけど、重いテーマでありながら、娯楽としてみればいいのか、社会的メッセージがあるのかないのか、伝わってこないのが非常に心地悪く、完成度が高いとは思えなかった。原作を読んでいればまた違うのかな。 (Shiko)[投票(1)]
★4松たか子さんが素晴らしいですね。こういう演技ができるようになった。『ヴィヨンの妻』を超えましたよね。 (2011/01/12) [review] (chokobo)[投票(1)]
★3原作既読者の「これがどんな映画に?」との興味への最低限の欲求は満たし飽きさせないが、肝心の映像表現は底が浅い印象。特に終盤の過剰演出には辟易。役者の演技も芝居が過ぎるし何より音楽に頼りすぎ。力は認めつつも、よりシンプルにとの思いを抱く。 (ナム太郎)[投票(1)]
★4豊かで平和で自由で公平でなおかつモノや情報が溢れている(ように見える?)日本社会の中で人々が幼稚化してしまっている現実が露骨に描かれていて複雑な心境でした [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★4父親の影がほとんど見えない世界。3人の母親(先生と2人の生徒の母)たちの悲劇。 [review] (代参の男)[投票(1)]
★3期待以上でも以下でもない。あれだけ緻密な物語であるのに、何故か胸を揺さぶるものが無かったのが残念。驚きを与えてくれたのはあの映像美で、何かの写真展を観に来たような気さえした。 (モロッコ)[投票(1)]
★5ガッ!とつかんでワーッ!と持っていく映画。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★4冒頭が巧い。固定概念とか常識とか正論、みたいなものをふっとばすパワーがある。(2010/06) (秦野さくら)[投票(1)]
★4幼児性と破壊衝動、自己顕示欲と過剰な自惚れ。そんな子供の愚かさを大人の冷徹さで断罪!のはずが・・・・・。 [review] (hiroshi1)[投票(1)]