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[コメント] 告白(2010/日)

父親の影がほとんど見えない世界。3人の母親(先生と2人の生徒の母)たちの悲劇。
代参の男

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「命」の重みがわからなきゃ、人を殺めようとそりゃ知ったこっちゃない。「なぁ〜んてね」のひとことでおわり。

そんな「命」の重さを教えるのは、母であり、父であろう。けれど、この映画はオッソロしい3人の母親の影で覆い尽くされている。 一人は告白する女教師。子供が殺された復習を見事なまでにやり遂げる。一見、正しいように見えて、共感できるように見えるが、心底オソロシイ。 2人目は少年Bの母親。子供に最後は殺される。どこにでもいる普通の母親に見えて、常軌の逸脱がハンパではない。母親の愛憎おそるべし。 3人目は少年Aの母親。インテリジェンスだけで子供を育てるなよ。こどもがひねくれちまったじゃねえか。虐待の後で抱きしめ、最後は子供から離れてしまう。その極端な愛情がオソロシイ。

というわけで、父親はどこにいるんだぁー!何してたんだぁーっ!と叫んでしまう映画。

あ、生徒さんたちは特にないです。演技なんて特に考えてないところがとても新鮮で「オソロシイ」ですから。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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