[コメント] カラーパープル(1985/米)
スピルバーグを素直に褒めていい作品。黒人世界の中でも、男が女を奴隷扱いすることが存在する。その上、白人から完全に社会的にも生活的にも屈辱的な差別を強いられる。この描写はさすが鋭い。映像もゆったりで落ち着いている。まさに映画だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
しかし、このスピルバーグの視点は今から考えても、アメリカ社会から冷たい目を浴びたんだろうなあ。なぜ彼がこの映画を作らなければならなかったのか、この一点が不可解だ。
白人とはいえ、ユダヤ人という素地的なものが根底に潜んでいるのか。
あまりに、アメリカ社会のアンタッチャブルに触れている感じがします。
その勇気に拍手を送りたい。
完璧な秀作でしょう。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。