そういうシーンはさらりと流せばよかったんじゃないか、と、、。

やはり現代版にすると、夫を殺してまで一緒になろうとすること自体ヘンですよね。男も女もそういう熱病的に焼け付くような恋愛の描写がなかったし、、。特に男のほうが不明。現代であればこそ説明が要請されるのでは。

その点、何となく警官であるのにぼこぼこにされ、拳銃まで盗まれその挙句意味もなくヤクザノのボスと情婦を殺す情けない警官はこの主役の二人よりずっと面白い。でもそのダメ警官になぜかついていき、なぜか自殺未遂までする女の子は完全不明瞭。

というか、この映画ところどころ元映画に規定されているせいか変な部分が多いデス。無理にライカを持ってきたりとか、（現像にこだわるせいなんでしょうが、、）だからあの現像写真も盛り上がらなかったですね。

とかくコメントを書いている僕自身、あの映画のことをほとんど覚えていないんですよ。でも、映画の持つ雰囲気は覚えています。この映画にはその重要な雰囲気があまり感じられませんでした。俳優はそれぞれ演技的には悪くないとは思いますが、、。