[コメント] 海炭市叙景(2010/日)
終始、冬空のごとくどんよりとした物語が続くが、長尺でも飽きることはない。加瀬亮の妻役であるとか、婆さんであるとか、素人キャストの思いのほかの素晴らしさも見逃せない。
冒頭の回想シーンについて。造船所の大型クレーンが急遽取り壊されることになり、まだプロットがある程度できた状態だったが見切り発車で撮影しておいたらしい。海炭市は架空の街だが、現実の函館とリンクする。街の賑わいが過去のものとなっていくことの記録でもある。
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