ＣＩＡが仕向けた暗殺部隊に襲われた元ＣＩＡエージェントがかつての仲間たちと陰謀に立ち向かうアクション映画｡同名のグラフィックノベルの映画化｡

登場人物のキャラと役者の個性がピタリとはまっており､どの登場人物にも感情移入して見れる｡役者の演技も絶妙｡特にフランクに巻き込まれながらも､徐々に彼に惹かれてゆくサラ役メアリー･ルイーズ･パーカーのチャーミングな演技ぶりは結構可愛かった｡

ストーリー的にはＣＩＡのウィリアムが捜査していたフランクを巻き込んだ陰謀の黒幕の１人が自分の上司だったという展開は､この手のサスペンスでは結構ありきたりだし､途中でフランクの仲間の１人が自己犠牲になるところも展開としては定番すぎるが､この映画はキャラの個性で引っ張る作品だと思うので許容範囲｡

最後は続編を仄めかした終わり方をしており､フランクとマーヴィンのコンビがメインとなるのか気になるところ｡