★5 | 返すのが難しい贈り物をどうやって返すか。渡辺あやはここでも自分の小さなテーマを掘り下げて成功している。この脚本家は本当に素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(3)] |
★5 | 見た者に温かくもたしかなメッセージを残す佳作。 [review] (シオバナカオル) | [投票(3)] |
★5 | これは世にもめずらしい男女間の「バディ・ムービー」の傑作である。こんなすばらしい作品が普通にテレビドラマとして放映されたことに、普段テレビを馬鹿にしがちなわたしは大いに反省させられた。 [review] (イリューダ) | [投票(2)] |
★5 | 「その街のこども」達が、「その街のあかり」を見つけて歩く一夜。こう言ってよければ、なんだか良質のクリスマス映画みたいな映画。 [review] (鷂) | [投票] |
★5 | 阪神淡路大震災をテーマにしたモキュメンタリー。夜の街を歩くことによって限りなく近づいていく2人の距離。トラウマの克服。強がりと、涙と、思い出と。関西弁が持つ独特の突き放したような物言いの中にある優しさ。忘れちゃいけないこともあるって説教臭くなく諭された感じがした。サトエリを初めて可愛いと思ったことを付け加えておく。好きなタイプではないんだけど。 (IN4MATION) | [投票] |
★5 | ほぼ全編手持ちカメラで撮影されており、無頓着に揺れまくるカメラワークは少々やりすぎの気がなくもない。自分としては昔のヌーヴェルヴァーグやカサヴェテスの映画を観てるみたいで面白かったですが。主演2人は勿論、大友良英の貢献も相当なもんだろう。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | とてもとても、パーソナルな映画。素晴らしい。 [review] (田邉 晴彦) | [投票(2)] |
★4 | やはり、主演が実際に神戸で震災を経験した2人ということで、まるでドキュメンタリーを見ているような感覚でしたね。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票(1)] |
★4 | たまたま、某ラジオ番組の「震災特集」の中で、「この映画」を取り上げていたのを聞いたのがきっかけで鑑賞(名古屋です)。たしかに「ドラマ」なつくりだけど、しっかり「映画」になっていました。 [review] (プロキオン14) | [投票(1)] |
★4 | 何よりホンが面白い。2人道行きには無理があるとも思えるが、そこに落とし込まれた時点で、渡辺の勝ちだろう。最近気になる森山の演技。本作では上手さ下手さを感じさせない―つまり役に溶け込んでいる―上手さだ。サトリエはサトエリ。タイトルが思いの外、良い。 (KEI) | [投票] |
★4 | 生き残った者たちの後遺症。ミクロな視点とミニマムな方法論が、人それぞれの、疵と、その癒し方を切り取ってみせる。二人は偶然に出会い、寄っ掛かりながら、微妙な差異を愕然と知り、埋めようともがくのだ。サトエリの下手さを差し引いても、見事なバディームービー。阿部芙蓉美のささやかな歌声が、日頃ささくれた僕らに沁みる。刺さる。 (まー) | [投票] |
★4 | 脚本があるのかないのか、設定だけ与えられて自由な台詞をまかされた?と思えるくらい、とても自然な会話と沈黙。二人の演技の気負いのなさも功を奏している。ドキュメンタリータッチが心地好い。この作品公開のほんのわずか後にあの大災害が起こるとは・・・。 (tkcrows) | [投票] |
★3 | 東日本大震災を経て、身近なものと思える会話の恐ろしさ。 [review] (Soul Driver) | [投票(1)] |
★3 | 過度の重苦しさを避けつつ生存者銘々の傷の形を顕した森山未來・佐藤江梨子ともにいい。イーサン・ホークとジュリー・デルピーにも劣らないとは云わないまでも、「街」の男女邂逅会話劇は立派に成立している。光線の劇的な変化を待てずに完結せざるを得ないのはつらいが、現地ロケの説得力はそれに勝る。 (3819695) | [投票(1)] |
★3 | 震災のトラウマが土建屋への卑賤視をもたらした。しかし、サトエリの肢体以外に筋を牽引するものがない話だが、津田寛治が性欲のお化けとして表象されるように、その賤々しさがサトエリの肢体の痛切さと関連しているのではないか。 [review] (disjunctive) | [投票] |