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[コメント] コクリコ坂から(2011/日)

追憶ファンタジー。昭和のじいさんばあさんのタメの映画。ジブリ版三丁目の夕日。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実写版なら吉永小百合、浜田光夫。1963年に高校2年生なら私の2つ上になる。坂本九に舟木一夫、野球のナガシマ、とくれば昭和の黄金時代である。青い山脈も1963年。東京オリンピックが1964でビートルズ来日が1966年。そんな時代に思春期をすごした人向けの企画だろう、と思った.ファンタジーと言いたいのは、そんな時代の時代考証は綿密だが、テーマが特殊。あの時代にはもっとどろどろ嫌らしいものがたっぷりあったはずで、思い出したくもない恥ずかしいものが一杯ある。大島渚や寺山修司の映画も60年代である。まあいつの時代もいろんな世界観の人がごったに住んでいるわけで、同族航空会社の御曹司(学習院大卒)と下町の貧乏人(私)の違いといえばそれまでである。 自分の出生を聞く時の船のシーン、大型船がゆっくりと通り過ぎる所や、ベタな展開ではあるが夢の中の父親が帰って来ているシーンなどは、映画的な名場面で興奮した。ストーリー展開もあざといが無理がなくゲド戦記よりは楽しめた.

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)tredair 甘崎庵[*] Orpheus[*] torinoshield[*] トシ

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