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[コメント] エッセンシャル・キリング(2010/ポーランド=ノルウェー=アイルランド=ハンガリー)
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★4ギャグ満載の即物アクション巨篇。イエジー・スコリモフスキという人もある意味では自分に甘いのかもしれない。自作自演の初期作ではありえなかったほどに、ここでの演出家スコリモフスキは被写体をサディスティックに追い詰める。そのさまはあたかもアッバス・キアロスタミのようだ。溝口健二のようだ。 [review] (3819695)[投票(4)]
★3逃げるという行為は黎明期からの映画の基本モチーフのひとつで、古今東西、出つくした感の「ただ逃げるだけ」の話しなど、と期待と不安半々で臨む。スコリモフスキは、物語でも撮影でもなく編集で、それも映像というより音響編集でこの今さらな題材をねじ伏せた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4主人公のセリフは一切ない。大自然だなんておこがましいほどの雪の中を空腹と冷たさの中をただ逃げる。 [review] (jollyjoker)[投票(1)]
★5カメレオンのような美しさ。至高の芸術。(2012/3/31) [review] (chokobo)[投票(1)]
★4ずっと雪景色なのが視覚的に少し単調で惜しい。無論様々なイベントを起こすことで上手にメリハリをつけてあるが。車の横転や滝を転げ落ちるカットなどバスター・キートン級の名アクション多数。尺が短いのも好ましいね。 (赤い戦車)[投票(1)]
★3意外と引っかかるものがない (二液混合)[投票]
★4どのみち反戦だ無知だ何だと叱られるのだろうと覚悟して、気分上は正座して観ていたが、「説教してやるぜ」オーラは皆無。しかも、撮り手は不謹慎やふざけた素振りを微塵も見せないにも関わらず、実にシュールでヘンなエモーションが横溢する。それを笑いと呼んでいいものなのか。ただ一つわかるのは、絶望とは冗談を伴って現れるのだということを、この映画が改めて証明してみせたこと。 (DSCH)[投票]