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[コメント] おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)
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★4理屈が感情で勢いづくと、言い分が言いがかりになる。演技巧者が繰り広げる、そんな売り言葉に買い言葉の応酬が可笑しくてしょうがないのは、我々観客が、この深刻な事態の当事者ではなく、ずっと傍観者のままで居続けられるから。それが、ポランスキーの技。 [review] (ぽんしゅう)[投票(10)]
★5融和と反目を繰り返す4人の順列組み合わせの果てしない錯綜が、中盤以降、アルコールが触媒となり一気に暴走し始めるあたりがポランスキーの面目躍如。それを牽引するジョディの青筋芸と拮抗するケイトのゲロ芸。一方で退く男たちの醸すリアル。 (けにろん)[投票(7)]
★4人間(大人)の小ささを描いたスケールの大きな映画。いいぞ!もっとやれ!でも何でポランスキー? [review] (ペペロンチーノ)[投票(5)]
★4たとえばハムスターに反応するケイト・ウィンスレットである。最初は行為が理念的だった。酒が入ると性格が理念に近づいてくる。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★5ケイト・ウィンスレットには全く魅力を感じなかったけれど、この作品で上手い、綺麗、知的なことがよくわかる。四人だけの登場で、各々の特徴が顕著になり、中でも ジョン・C・ライリーの存在感が際立つ。彼の代表作の一つに数えてもいい。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
★4結婚とは八百長であり親とは演じるものであり人生とは世間体と煩悩の狭間で調子よく折り合いをつけていくことであり、つまるところ我々は皆、自分以外から見ればゴミ屑同然の自意識をつっかえ棒にしながら老いさらばえていく以外にない、虚空の孤独である……なんてな。 (kiona)[投票(2)]
★4表面を取り繕う四人の本性が暴かれゆく姿と、目まぐるしく変質する場の空気を見せきって僅か79分、これ役者冥利だろうなと思う。四者四様、それぞれにクソ面白い。青筋立てて激昂するジョディ・フォスターは、まるで硬い鉛筆のよう。眼福! (ペンクロフ)[投票(2)]
★4些細な会話が互いの本性を露わにしていく様をハタから眺めるのは案外と楽しい。「んまー、そんなこと考えてたなんて」というのがぞろぞろ出てきて、表面的には心配顔したり眉をひそめたりしながらも心の中では「もっとやれ」と思っている、そんな映画。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
★4子供のケンカにおとなが介入すると、といったいわば自虐劇なんですが、80分という時間、面白い脚本、現代の名俳優、そして洒脱な演出と相まって名品を作ってのけた作品であります。ただし、内容は期待するだけ無駄。文明批評もなにもない。 [review] (セント)[投票(2)]
★3高みの見物で笑っていられない。面白かったけど面白くない。まぁ… 冷静な気分になれたよ。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★5大人のけんかも、つまるところ子供のけんかと同じようなもの・・・ではないんだね。 [review] (KEI)[投票(1)]
★4ドライヤーでズボンを乾かすヴァルツの表情が良い。84/100 (たろ)[投票(1)]
★4舞台劇よろしく、画面をやや引き気味に、1人ひとりの言葉や所作、それらへの他者の反応が、周到に計算されつつもさり気なく描き込まれているところや、小道具を使い切ると同時に、その代表たる「携帯」に主役を譲る名優たち。まさに「おとなのえいが」だ。 (ナム太郎)[投票(1)]
★5原題が平仮名でおとなのけんか、んっ?,何故に大人の喧嘩じゃないんだね?、そこで、原題「carnage」をちょい調べると、なんと「大虐殺」,またまた、んっ?,そこで深入り、「carnage」を使ったフレーズに「scene of carnage」とある、、、、成る程、成る程、こりゃ「修羅場」じゃな、と自分一人で納得、納得、、、、 [review] (六甲の猪)[投票(1)]
★4誰もが思い当たる裏の顔。だから笑う。映画館がひとつになって、笑いに包まれるのは気分が良い。芝居、センス、テンポ、ホン…絶妙でいて贅沢。 (あちこ)[投票(1)]
★3巨匠ポランスキーと巧者揃いのキャストが織りなす余裕綽々の密室コメディ。粋な傑作だが、これならわざわざ映画化しなくとも舞台で十分だったのでは・・・とも思う。 (赤い戦車)[投票(1)]
★3ヴァルツの携帯が鳴るタイミングには笑わせてもらったし、ゲロの破壊力には震えたが、全体に新味なく今更感。四者四様のキャラの裏表は全くもって想定の範囲内。ケミストリーが足りないし、もっと露悪的でいい。ところで、コブラーって何じゃ? (緑雨)[投票]
★4舞台の映画化か、と思ったが違うみたい。でも笑った笑った。 (二液混合)[投票]
★5久しぶりに大笑い。みなさん仰ってますが、やはりジョディ・フォスターの青筋! [review] (ぐるぐる)[投票]
★4「犬も食わない」という理由がよくわかりました。ロマン・ポランスキー万歳!(2012/08/22) [review] (chokobo)[投票]
★4害者・加害者夫婦、双方の役者も適材適所の活躍ぶりで、特に、事あるごとに携帯に出て場の空気を濁すアラン役のクリストフ・ヴァルツの演技はなかなか印象に残った。 [review] (わっこ)[投票]
★3ニューヨークの話しだけど、パリにこの部屋のセットを作ったんですって。金がかかってなさそうで掛かってるビックリ映画。内容は、ケータイの下りがイライライライラ。 (stimpy)[投票]