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[コメント] ビーストリー(2011/米)

カイルの醜い姿のメイキャップは、正直、醜いというよりはダークヒーロー・アクション映画の主人公っぽく、むしろ変にカッコよさを感じてしまうのでバランスが悪い気がする。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







美女と野獣』をベースに現代を舞台にした、恋愛映画。

カイルとリンディが最後に結ばれるのは、大方予測は出来るが、元に戻ったカイルがリンディに醜い姿だった時も自分と同一人物であったことをカミングアウトするシーンはいらなかったと思う。

むしろ、そんなカミングアウトされても、リンディが元に戻ったカイルと付き合っているのを見ると、結局、彼女もルックスや肩書きで人を選んでいるような印象を与えているようで、醜い姿だった時のカイルへの言葉が全て上辺にしか聞こえなくなってしまう。

せめて、リンディが元に戻ったカイルと醜い姿だったカイルが同一人物だった知るきっかけは、リンディから気づく形にしないと、ロマンティックなムードは出てこないと思う。

また、リンディがカイルの正体に気づいたのはいいのだが、リンディと近づくきっかけとなる、彼女の父親の殺人のことは最後まで有耶無耶なままなのも気になる。どこかでリンディが知るきっかけがあってもよさそうなのだが。

カイルの醜い姿のメイキャップは、正直、醜いというよりはダークヒーロー・アクション映画の主人公っぽく、むしろ変にカッコよさを感じてしまうのもバランスが悪い気がする。

(評価:★3)

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