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[コメント] マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011/英=仏)

情緒的な映画だと思う。製作陣が、「政治劇にしたくなかった」というとおり、それは狙いなのだろうけれど、理知の人でもあったサッチャーの政治の功罪があまり描かれないのは、寂しくもある。
hiroshi1

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







劇中でもサッチャー自身が、「最近の人は”どう感じるか”という事ばかり。大事なのは”どう考えるか”だ」と言ってるんだから、感傷的な部分だけではなくて、政治家”サッチャー”への焦点も、もう少し欲しかったところ。

娘の運転する車のハンドルを、「もっと右に切って!」と強引に押し込むサッチャー。その方向がそのまま彼女の政治方針として受け取れるのが示唆的。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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