[コメント] バッド・ティーチャー(2011/米)
主人公のキャラが、まさに『バッド・ティーチャー』のタイトルに相応しい行動ぶり。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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自分の幸せを追い求めて、形振り構わず奔走する女教師のコメディ。
従来の教師が主役の作品とは違って、この映画の主人公エリザベスは自分の役得になるかが常に重視で、どんな時も自分の得になる時にしか積極的に行動しない自己中心的なキャラで変わっている。
生徒のために躍起になるのも、根底に豊胸手術の資金稼ぎという目的があるし、エリザベスに接する生徒にはかなり愛想も悪く、冴えない見た目でバカにされている男子生徒を社会見学の時にサポートするのも仕方なくという雰囲気がある。
おまけにエリザベスの魂胆を見破り辞職に追い込もうする同僚教師を逆に嵌めて他校に転勤させるなど、かなりあくどい。まさに『バッド・ティーチャー』のタイトルに相応しい行動ぶり。
そんな、下手すると嫌悪感しか感じなさそうな教師をキャメロン・ディアスが絶妙に嫌味のない演技で演じてるので不思議と普通に見れてしまう。エリザベスを嵌めようとする教師も善人という感じがなく、何か腹黒さも兼ね備えているように見えるのも、計算だろうがエリザベスを嫌味のないキャラに見せるのに一役買っている。
最後、エリザベスが端から目当ての御曹司の代理教師と結ばれずに、馬の合う体育教師と結ばれるのも、現実的で好感が持てた。
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