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[コメント] かぞくのくに(2012/日)
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★5本作は「朝鮮総連」という組織の周辺にも、生身の人間がいるのだと教えてくれる。その次に行けないものか。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★5 『ディア・ピョンヤン』を観た時にも思ったのですが、我々は同じ国に生きている「彼ら」を知っているようで、実はそれほど知っていない。 [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★5そうか…かぞくのくにって、そういうことか。平和ボケした頭にガツーンと大きなものが落ちて来た。あの子の「自由」も、母の目も、ヤン同志のセリフも、重すぎる。ラストも秀逸。 (あちこ)[投票]
★4劇映画としての演出はいささか未熟で粗削りだが、逆に作者のむき出しの私念がヒリヒリとストレートに伝わってくる。国家と制度のまえに、戸惑い苦悩する者たちの「寡黙」と「絶句」と「沈黙」。その奥に秘められた絶望的悲しみ。まさに私小説ならぬ私(噴)映画。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
★4300%の理不尽が罷り通る現実に、遣る瀬無い怒りと、憤怒の彼方に到達した諦念と、心の揺れを圧殺する服従とで向き合う3人。そして、その家族・友人の押さえても噴き出る感情の吐露の慎ましさ。この日本的メンタリティは恥ずべきものではない…と思う。 (けにろん)[投票(4)]
★4「あの国ではな、理由なんてないんだよ。あの国ではな、考えちゃ駄目なんだ、あの国ではな、ただ従うだけ。そうしないと頭がおかしくなる。考えるとしたらどう生き抜くかだけ。それ以外は思考停止。」胸ではなく脳に響いてくる井浦新のセリフ。 (IN4MATION)[投票(3)]
★4「かぞくのくに」の存在によって、知ってる癖に知らないフリをしている事に気づかされる。☆4点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★4冒頭画面から伝わる緊迫感が半端ではない。あのような異常な国が隣国で事実に基づいた話だとはとても思え無いが、拉致被害者が一時帰国した時に同じような人がついてきてたから映画の通りなのだろう。この映画を撮ったことで監督や家族に危害が及ばないのだろうか。(2015/10/16AKMYC) (USIU)[投票]
★4ジョージ・オーウェル。『キューポラのある街』。普遍的な家族の物語。しあわせのくに、ニッポン。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★4在日朝鮮人も僕らと同じ国土に住み、僕らと同じ社会を形成する、同じ「にっぽんのひと」なんだなあ、と思った。 [review] (G31)[投票]
★4日本側の俳優陣がなじみ深いこともあり、最初在日朝鮮人として捉えづらいものがあったが、彼らから祖国という言葉が出ると急に在日問題に日常的に何ら関心のない自分を感じ取る。 [review] (セント)[投票]
★3自由はどこにあるか。 [review] (モロッコ)[投票(1)]
★3色々悲喜こもごもやってたが、お兄ちゃんの「思考停止」発言で全てが説明出来てしまうところに愕然とするし、本作では国家間の政治的描写はなかったが、現実を知る以外映画的な奥行きは感じなかった。でも、帰国事業の根は深い…福留さんの「ニューヨークへ行きたいか〜!」がやっぱ楽園か。 (クワドラAS)[投票]
★3監督自身の実体験を描いているので当然なのだが、作り手が「伝えたいこと」があまりに明確すぎて行間が無くなってしまっている。観客に突きつけられる現実はあまりに痛切で重く、作品の力は認めるが、「映画」として優れているかはまた別の話のように思う。 [review] (緑雨)[投票]