カーペンター版をとても大切にしていて好感が持てる。

でも、密かに、姿を見せず、でも着実に、浸食していくのが人体乗っ取り系SFの醍醐味だと思っているので、物体Xがガオーとか言ってクリアなCGで全身をくまなく見せつけながらうろちょろしているとちょっと興醒め。

あの、ぶんぶん振り回す殺傷力の高い鉤爪状の触手も無くていいなあ。とはいえ、カーペンター版を気にしなければ、普通の、スピード感のある、最近のホラーSFということで、ちゃんと面白かった。女性陣可愛かったし。男性陣は蘇民祭だったけど（ヒゲのオッサンだらけで見分けが…）。

壁に刺さった血塗れの斧のくだり、英語を話せないスタッフが主人公に手りゅう弾ケースをチラ見せ→彼だけ基地に生き残る、の流れは好き。

エンドロールスタート後が一番ワクワクした。（←それもどうかと思うけど）