コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 灼熱の肌(2011/仏=伊=スイス)

愛の残像』からはカラーになり、さらに愛を問う執拗なガレルの遠吠えが聞こえている。しかし、いかにもとってつけたような、革命だの、ファン向けの映画撮影シーンもただただ空しく思えてしまうばかり、、。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







彼の頭の中に存在する愛は幼児的であり、まさに観念的であり過ぎると言っても過言ではない、のではないか。実体がないのである。

そういえばB・バルドーに体つきが似て来たモニカの美貌もこれほど内容がなければただの一個の人形になり果てている。男女二組の彷徨える愛の姿を模索しているのだが、あまりに観念的でつまらない小説を読んでいるようだ。一体全体あの、『愛の残像』の衝撃はどこに行ったのだ!

空しい愛の戯作でございました。

(評価:★2)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。