あー火星にでも土星にでもM78星雲にでも行ってやっててください、みたいな話ですな。あのけったいな船で。

まーなんというか、あんなに「乗れ乗れ、行け行け」言ってたミサトさん（達）の掌返しには言葉もありませんな。まさに冷や水を浴びせかけられましたよ。311を経て書き直された「無責任」というブラックユーモアなんでしょうか。もしかすると序も破とも繋がっていない世界なのやも知れませんが。

エヴァの搭乗員は年を取らない。分かりました、その大風呂敷は受け入れましょう。でも１４年の年月は経ってるんでしょう？いまだに浅野ゆう子みたいな言葉を吐きますか、あのギスギスした環境で。成長しなくとも。

とりあえず14年経ってもエヴァに乗り続けなければならない、演じなくてはならない、作り続けなくてはならない、そんなもんはないんだよ、と。（見守ンなくてもいいんだよ、というのもありますが）。過去の作品を持ってきて貼り合わせなくてもいいのだよ、と。

アクションはといえば流れるようなCGでしたが、流れ過ぎて速くて速くて何がなんだかです。シネコンの音響も音割れするほどの大音量だったり、台詞が（難解を超えて）不明瞭だったり、で設定を吹っ飛ばしたアクションアニメとしてもノレず、です。

今作を観ていて思い出したのは、江口センセーの『江口寿史の爆発ディナーショー』のサザエさンネタでした。