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[コメント] 思秋期(2010/英)

このl暗さはイギリス映画だねえ。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







冒頭部分、酒癖の悪い初老の男がfuckin'の罵倒繰り返して孤独といらだちをにじましている。自分の愛犬まで蹴り殺してしまうんだからなんともやるせない。こいつがブルース・ウィリスとクリント・イーストウッドみたいな感じのやつで悪くない。そこへ癒しの女(と予告編で言っていた)登場となるわけだが、これが全然上流階級らしくなく、ミスキャストだろう。芝居はそこそこだったが。

このテーマは描き方次第でもっと泣けるはずだが、イギリス映画、なんとも渋いというか地味というか、真面目な展開で文句はつけられないがおもしろくもない。残念であった。

そもそも「神」がいるから人間は許しを乞うような行為をするんじゃないのか、日本人の私のようにあいまいなところで収めておいた方が結局はひどいことにならないんじゃないのか、という感想を持った.物事をつきつめていくとどうしようもなく煮詰まって行くから、と年寄りじみた感慨をもった.

(評価:★3)

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