チョ・ソンモのカシナム（=茨）という劇中歌がたまらなくいい。

忌まわしい校長室（汚れた場所）から流れてくる美しく清い歌という対比はとても好きだった。 しかし裁判でもその美しく清い精神・心・歌は汚れた獣たちにただ無言で犯されるしかないところが 事件をそのまま表しているとも言える。

実際にあった事件をもとにつくられたということだが、 障碍者か否かを問わない／健常者であったとしても同様の憎悪が残る 内容だったと思う。 少年少女への性的暴行は逃げ道が無いために絶望で瞳をグレイに染めるしかない。