[コメント] メジャーリーグ(1989/米)
映画として粗は多い。が、チャーリー・シーンのマウンドでの佇まいと、ピッチングフォームの美しさ、登場曲"WILD THING"で盛り上がる球場の雰囲気はたまらない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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当時は熱狂的な野球少年で、レンタルしてビデオで観た記憶があるが、内容についての記憶がほぼない。
その理由が、30年ぶりに観返してみかった。 トム・ベレンジャーとレネ・ルッソの恋愛や、コービン・バーンセンと妻とのいざこざにチャーリー・シーンが巻き込まれるくだりの、描き込みが薄いサイドストリーが本筋の邪魔をしているからだ。
それでも、シーンがマウンドにたたずむ姿は絵になるし、何よりピッチングフォームの美しさが際立つ。彼が投げている映像も良い。ほぼ毎日MLBの試合を観ているが、実際の選手に引けを取らないばかりか、それ以上と言ってもいいだろう。
一方で、ベレンジャーのバッティングフォームや、チェルシー・ロス(ハリス)のピッチングフォームはプロとしての信憑性がなさすぎて興ざめ。シーンがノーコンの原因が視力が悪いってのも、説得力がなさ過ぎてガッカリ。サインが見えなくて…ぐらいだったら良かったのだが。
ピンチの場面。外野にあるブルペンからシーンが登場、登場曲の WILD THING が流れ、球場のボルテージが高まる。観客が盛り上がっている様子の映像がつながれていくが、これを見せられたらこちらの気分も上がらざるを得ない。シーンが悠然とマウンドまで歩いていくってのもいい。
正直、それまでの粗の多いストーリーを力技でねじ伏せられている感は強い。が、抗えない魅力がある。悔しいけど。
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