うーん、やっぱり一晩だけの設定は描けなかったな。限定された空間を描ける監督ならいいけど、眠いhow-to映画みたいになってた。それならもう少しお客をシャッフルした方がいいんじゃないか。浮かれたカップルの話は動きがあってよかったが、何故夫婦をお客に入れなかったのか。話に深みが出ると思うのに。

けど一番つまんなかったのは全然エロくなかったという事。「アンアン！アンアン！」とDJのサンプリングみたいな声が延々続いて萎えた。今時の高校生にSEXシーン見せても勃たないじゃないか？役者さんは頑張ってたと思うよ。この手の映画に出るんだから体張った演技をしようと覚悟決めてるはずだけど、なんかリアリティがないんだよな。何なら監督の性癖なんかも入れたほうがよかったんじゃないか。

しょうもないベッドシーンを延々見せられると、この監督はスワップパーティーに興味があるのか？と思ってしまう。そういう行為は全然興味が無くて、乱交パーティに集まる人達を描きたかったんじゃないか。人間ドラマだからソレは大事なんだけど、この映画って少なくても乱交パーティを描いているわけでしょ。僕も乱交に興味あったからわざわざ映画館行きましたよ。しかも驚いたことにお客も割といたんですよ。てことはみんな興味あるわけですよ。監督も3ヶ月くらい通ってから撮ってほしかった。もし通ってたらエロを描く才能ないんだな。エロ行為禁止だよ。

しかしジョゼと虎と魚たちのSEXシーンが何倍もエロかったぞ！でラブホのシーンの会話で「今日は一番エロイと思ってる事やっていいで」？を言ったシーンが最高にエロかった。このセリフって実体験っぽく聞こえるんだよな。要望に応えてやったのがSMプレイなんだけど、ソコもまたリアルでエロイ笑。