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[コメント] 桜並木の満開の下に(2012/日)
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★4工場の再生≒人の再生へと収斂する作劇かと思いきや成瀬の『乱れ雲』へと終盤変化する。工場内の美しい照明他、浜辺での焚き火や東雲の斜光を浴びて走る臼田あさ美の姿、或いは雨に濡れ鈍く輝いた駅のホームと線路など、光の扱いは昨年の邦画でもベストだ。三浦貴大に機械の操作を習う臼田の眼差しの輝き。コート、2人乗りバイク。反復される差異に高橋洋の幻影表現。映画の作法を知っている手つきが心地よい。 [review] (赤い戦車)[投票(1)]
★4画面の肌触りに惚れ惚れする。とりわけ光量を極端に絞った工場シーンの撮影がすばらしい。終盤、臼田あさ美(単車乗り!)が町を発とうとする三浦貴大の手を取ってからの「帰れない二人」の感覚こそが状況設定以上に成瀬だ。この三浦は加山雄三よりも根暗で不気味だが、それだけ切実さが強く迫る。傑作。 (3819695)[投票]
★4日立の桜を観にいきたいと思いました。 [review] (TM(H19.1加入))[投票]
★3映画の質感、手触りはいいが、それを無機質な音楽と演出が壊している。外人の音楽は抽象的になり過ぎる、というのは私の誤解?演出が不自然だ。例えば三浦は余りに一本調子で、少し横柄ともとれる。工場の復活も安易すぎる。 (KEI)[投票]
★3物語も暗ければ、画面のトーンも全体的に暗い。工場内はセピア色、ロケはほぼほぼ曇天で深い蒼。澱んだ空気が変わるのは、姻戚関係の解消通知が届いてからようやく.......。夜桜さえも白く映えないこのトーン、嫌いだ。 [review] (IN4MATION)[投票]