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[コメント] 私の男(2013/日)
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★5激しく家族を希求しながらも、絶対に家族になり得ない「愛」を生きざるを得ない者たち。この二重に否定された関係が紡ぎだす、おぞましくもピュアな「愛」は内へ内へと閉じこもるほどに濃密さを増し、他者を寄せ付けない迫力をはらむ。稀代まれな反・家族映画。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5あどけなさが残る中学生から、大人の女まで演じきった二階堂ふみの演技力が、ただただ圧巻。描写はないが行間から推察される二人の関係性も、ブラありの行為も、音響と赤い液体だけでエロスを倍加させている。しかし、乳デカいな、ふみ。 [review] (IN4MATION)[投票]
★4大島渚田中登を継承する、淫蕩による画一化の批判。標的は災害=絆という公式か。 [review] (寒山拾得)[投票(4)]
★4浅野忠信の安定のサイコパス顔が初出ではとうぜん緊張を強いる。しかしこれが拾ったのが二階堂ふみというサイコであって、そこで円環は閉じられ後は両者が奇抜な振る舞いを競い合う大道芸となる。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4原作は結婚式の前日から始るんです。 [review] (さず)[投票(2)]
★4同じ座標の別のレイヤーを生きる二人 女は自分の縁を触るように生きる その形は男に与えられたものだが彼女には無限だ 与えた男は動機を失っている 完成した形はその途端に自分とは別の物になった 男女の原型か (pori)[投票(2)]
★4「私の男」ならぬ「俺の女」的男視線に変換されたと思しき構成はヘタ打てば「飼育」ものと同質化する構造を孕む為どうにも腑に落ちない。が、2度の事件を筆頭に描写が突き放した怜悧を維持し米犯罪小説のような即物感が漲る。度し難い瑕疵はふみのブラ。 (けにろん)[投票(2)]
★4個人的に文句があるのはワンシーンの一部だけ。それ以外は『海炭市叙景』を撮った熊切監督の丁寧な仕事ぶりと俳優陣の演技を十分に楽しめる快作と言える。 [review] (Master)[投票(2)]
★4奥尻の流氷に浸かった女が海から氷上に這い出す。女は微笑を浮かべている。そんなファーストシーン。が、映像は反転し大災害の模様を写す。3.11かなあと思ったが、奥尻津波の様子である。 [review] (セント)[投票(2)]
★4「産毛が生えてる…」小町と花ちゃんのシーンはゾクッときた。 [review] (ギスジ)[投票(1)]
★4とにかく芝居と画の迫力でもってる。 (あちこ)[投票]
★4浅野忠信と二階堂ふみの画に魅せられる。北国の街角でキスをする二人、バスの中で男にもたれかかる女、二人の視線に同調してしまう。映像化の難しい原作だが、主演ふたりの力で時に原作を上回る迫力を醸している。 [review] (サイモン64)[投票]
★4二階堂ふみは日本のエマニュエル・ベアール。ベアール姉さん、事件です!(<言いたいだけ) [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★3北の地での暮らしの厳しさや侘しさを画面に定着させることにかけては、この監督の右に出るものはいないが、ヤマ場だけがつながれていて、前触れも余韻も無い感じ。 [review] (緑雨)[投票(1)]
★3「シワになる」のセリフ以降、中身が頭に入ってこなかった。単純にエロというより、なんかこう言葉に出来ない感覚に飲み込まれていく感じ。ストーリーなんてほぼ無いのに、映像作品として成立してる不思議な映画。 75/100 (たろ)[投票]
★3作品全体が醸し出す雰囲気は悪くないが、二人のアブノーマルさが意外と突き抜けていないあたりに、どっちつかずなものを感じ、乗り切れず。ただ、流氷は見てみたくなる。 (irodori)[投票]
★2これはクソしょうもない [review] (ペンクロフ)[投票(3)]
★2価値観の提示が一方的すぎ、禁断の愛の“禁断”感がまるで足りない。主人公らが自分たちの価値観に溺れるのはよいとして、作り手まで一緒に陶酔してちゃしょうがない。 [review] (G31)[投票(3)]
★2クズにがクズ行為するのに大したきっかけがない [review] (まりな)[投票(1)]
★1クローズドループの世界の詩的作用を描きたい・・・制作者はそういう夢を見たのか。人間の卑小さに壮大なはったりをかませてしまっただけに終わった。つくりは真面目なので、人知と熱意をフィルムに捧げた結果と思うと、観た徒労感が大きい。 (ジェリー)[投票]