期待をしすぎてしまったがための-☆1なんですけど、エイミー（ロザムンド・パイク）主観になったところから急に緊張感がなくなってしまった。ずっとバカ亭主（ベン・アフレック）視点だったらよかったのに。もしくはエイミーが血だらけで車で突っ込んで来たところから種明かしでもよかったのになあ。

とはいえ、この映画で最高にゾクッとしたところと言うと、エイミーが元カレの家に転がり込んでからの展開。彼女も相当なサイコパスだけどその上を行く感じでサクッと元カノを軟禁しちゃう。でもさらにその上をいってた女はあっさり彼を殺害。このサイコの応酬というか、異常人間対決がかなりぞわぞわした。なんかヘビに捕食されそうになったカエルが逆にヘビを呑み込む衝撃映像見てるみたいな。

あと普通の人間の怖さの部分では、エイミーがモーテルでDQNカップルに有り金強奪される場面。悪人から金奪う悪人。犯行が雑で力ずくなのも妙にリアルで怖かった。（2015.DVD)